SAPジャパンによれば、SAP製品を導入したにも関わらず、期待通りの効果が発揮できていないというユーザーの悩みの原因として、導入目的や導入後の新たな業務プロセスについての理解不足、新規オペレーションへの移行期間不足や、不十分なトレーニング等が挙げられるという。
こうした悩みを解決するために、SAPでは、LTSを含むパートナー各社と連携し、2009年4月に「エデュケーション・エキスパタイズ・パートナー制度」を設立、SAP製品の円滑かつ効果的な使用とSAPシステムの定着化を支援してきたという。
今回、提供される「定着化アセスメントサービス」は、こうした支援をさらに一歩進めるためにSAPとLTSが共同で開発したもの。定着化専門のコンサルタントが現場のご担当者へヒアリングを行い、直面している課題を
整理・診断、改善点を明確にしたうえで具体的な解決策を提案する。
本サービスのプロセスは、1.簡易ヒアリング、2.ヒアリング結果フィードバック、3.追加アセスメントの提供の3つに分かれており、最初の2ステップの診断サービスをSAPジャパンが無償で提供し、オプションとなっている追加アセスメントをLTSが担当する。追加アセスメントには、マニュアル簡易診断、ユーザーサポート業務簡易診断、ユーザー定着化診断などが含まれ、より詳細な診断が受けられる。各ステップの所要時間は1週間程度。