東京都デジタルサービス局は、東京都職員向けに文章生成AIの利活用に関するガイドラインを策定したと発表した。
同ガイドラインは、文章生成AIに関する利用上のルールを定めるとともに、効果的な活用事例を掲載しているという。職員が新しい技術を正しく使いこなすことで、行政サービスの質を高め、都政のQOS(Quality of service)向上へとつなげていくことを目指すとしている。
ガイドラインには、利用環境としてMicrosoft「Azure OpenAI Service」を利用することや、e-ラーニングを受講し、正しい利用方法を確認することなどが記載されている。
東京都デジタルサービス局は、職員への同ガイドラインの浸透を徹底するとともに、全局で約5万人を対象に利用できる環境を整備したという。今後、同局は業務への活用を進めていくとのことだ。
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