日立エナジーとGoogle Cloudは、世界のエネルギー転換を支援する複数のクラウドソフトウェア製品・サービスの協創に関するパートナーシップ契約の締結を発表した。
日立エナジーは、同パートナーシップに基づく最初の取り組みとして、北米エネルギー市場の価格データを提供する同社のアプリケーション「Velocity Suite Power Prices」をGoogle Cloud Marketplaceで提供開始したという。同アプリケーションは、日立エナジーのエネルギー市場情報分析アプリケーション「Velocity Suite」から派生したAPIベースのもの。データの統合と自動処理にGoogle Cloudのコンピューティングパワー技術を活用しているという。北米のエネルギー市場情報へのアクセスを可能とし、パワーグリッドおよび再生可能エネルギープロジェクトの計画と収益分析を可能にするとしている。
今後両社は、日立エナジーのエネルギー投資計画・運営支援ソリューション群「Energy Portfolio Management(EPM)」とGoogle Cloudのデータ分析機能、人工知能・機械学習サービス、拡張性と安全性を持つインフラストラクチャを組み合わせて、電力会社や再生可能エネルギー発電事業者向けの新しいソリューションを開発するとのことだ。
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