西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)とギックスは合弁会社「TRAILBLAZER(トレイルブレイザー)」を設立し、10月2日より事業を開始した。
TRAILBLAZERは「GO WILD WEST!」をミッションに掲げ、JR西日本グループの保有するデジタルアセットを活用。高度デジタル人材の雇用・育成を推し進め、「JR西日本グループの事業共創を、デジタルの力で加速させる」役割を担うとしている。
同社は、まずJR西日本およびグループ企業のDX、データ活用に関連する各種プロジェクトに参画し、その戦略策定から開発、運用までを一気通貫で手掛けるという。中長期では、部署や所属企業の垣根を超える取り組みを牽引し、JR西日本グループ全体の変革を後押しする企業を目指すとのことだ。その実績をもとにグループ以外の企業との協働を進めていくとしている。
JR西日本の代表取締役社長を務める長谷川一明氏は、今回の発表にあたり次のように述べている。
「当社グループは、長期ビジョン2032で描く『データやデジタル技術を用いて人、まち、社会のつながりを進化させ、お客様の心や未来を動かす世界』の実現のため、デジタル戦略による多様なサービスの展開を進めております。TRAILBLAZERには、デジタル技術を保有する優れた人財を集め、この取り組みを加速させるための大きな推進力となることを期待しています」
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