Kasperskyは、国際刑事警察機構(インターポール)が2023年4月から展開していた「Africa Cyber Surge II」作戦において、脅威インテリジェンスデータを提供して支援したことを発表した。これにより、アフリカ全地域でサイバー犯罪に使用されたネットワークインフラの特定に寄与したとしている。
「Africa Cyber Surge」作戦は、アフリカ地域におけるサイバー犯罪の撲滅とコミュニティの保護を目的とした取り組み。この第2弾となるAfrica Cyber Surge II作戦は、サイバー犯罪者およびサイバー犯罪に使用されたインフラの特定に焦点を当て、アフリカ25ヵ国で4ヵ月にわたって遂行されたという。
この作戦において、Kasperskyはインターポールに対して悪意のある指令サーバー、フィッシングリンクとドメイン、詐欺IPアドレスなどの侵害の痕跡(IoC)を共有。これにより、インターポールはアフリカの法執行機関の間の連携を効率化し、サイバー脅迫、フィッシング、ビジネスメールの侵害、オンライン詐欺のサイバー犯罪者の捜査と犯罪活動の防止を行うことができたとしている。
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