日立システムズは、マネージドサービス事業のサービス体系「Hitachi Systems Managed Services」を構成する「SHIELD」のサービスメニューを強化したと発表した。
同社は、平時から有事までのセキュリティ対応全般の指針を体系的に定義しているNIST CSFに基づき、顧客のセキュリティ業務を7カテゴリー25業務に分類。25業務を行うために必要となる対応をプロセスとして整理した。各プロセスにSHIELDの全サービスをひもづけ、体系化することで、必要なセキュリティサービスを選択しやすくなるという。
今回の強化により、セキュリティ対策に関して、情報セキュリティ部門で行う業務を起点に、対策済みの個所と未対策の個所をふかんして把握できるようになるとのこと。業務ごとのセキュリティ対策という個別の対策ではなく、全社的で連続性のある業務プロセスの中で、どの部分のセキュリティ対策が必要かという視点でセキュリティ対策全体を考慮して必要なセキュリティサービスを選択できるようになるとしている。
同社は今後、SHIELDの各サービスの提案や強化を図ることで、2024年度のセキュリティサービス事業において売上260億円超えを目指す。また、セキュリティサービスをグローバルで展開していくための体制整備を進めていくという。
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