IBMがクラウド向けのシステム管理ソフトを発表
「IBM Systems Director VMControl System Pools for Power Systems V2.2」で資源のプールを構築し総量を最適化
本製品は、複数のサーバーのIT資源を集中管理し、1つのインタフェースから管理。管理者は、一つの画面で、あるサーバー上で稼働する業務アプリケーションに対して今後資源不足が見込まれることを把握したり、そのアプリケーションを資源豊富な別のサーバーに移行させることができる。
これにより、データセンター全体のIT資源を単一システムとして一括にまとめて資源のプールを構築し総量を最適化することで、資源の利用率を高められ、投資の抑制が見込める。また、業務を一部のサーバーに集中的に配置し、業務の無いサーバーを停止して保守・点検するなど、データセンターのメンテナンスの効率UPも期待できる。社内に点在するIT資源の総量を一括管理することで、管理コストの最適化も可能だ。
本製品は、サーバーやストレージ、ネットワークの管理ソフトウェアである「IBMSystems Director」のプラグイン・ソフトウェアであり、オペレーティング・システム「AIX」を搭載のIBMのUNIXサーバー「IBM Power Systems」および「IBM
BladeCenter」をサポート。日本IBMおよびIBMビジネス・パートナー経由で販売されるという。
また今後、本製品はIBMのメインフレーム用仮想化OSであるz/VM (R) やx86サーバー用仮想化OSおよび他社UNIX OSにも来年以降、順次適用していく予定。ストレージやネットワークも含めた一元管理にも対応していくとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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