SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

オートデスク、建設業界の課題調査とAI最新動向、2028年のロス五輪への採択などを発表

オートデスク株式会社 グローバル事業開発部 アジア太平洋地域 建設事業開発部長 高橋 りえん氏
オートデスク株式会社 グローバル事業開発部 アジア太平洋地域 建設事業開発部長 高橋 りえん氏/オートデスク株式会社 日本地域営業統括 技術営業本部 建築テクニカルソリューションエグゼクティブ 大浦 誠氏

 オートデスクは、2024年8月19日、建設業界が直面する喫緊の課題と、その解決に向けた革新的なアプローチを提示する会見を開いた。

 オートデスクの高橋りえん氏は、オートデスクが実施した「State of Design and Make調査年鑑」の最新結果を発表。日本では、コスト管理と人材確保・育成が喫緊の課題として認識され、労働者の高齢化と生産性の低迷という構造的な問題があり、若手人材の確保が困難を極める一方、労働生産性の低迷にもかかわらず賃金は上昇傾向にある。この矛盾の解決が急務であることを報告した。

 こうした課題に対し同社は、「Autodesk Construction Cloud (ACC)」を中心とした統合プラットフォームを提供し、プロジェクト全体のコミュニケーションを一元化・最適化し、業務効率化、リスク軽減、利益向上をめざすという。

Autodesk Construction Cloud (ACC) 出典:オートデスク [画像クリックで拡大]

 ACCの最新のアップデートでは、AutoCADとAutodesk Docsの連携が強化され、設計変更の効率化が図られている。また、新たに発表された「コンテンツカタログ」は、デジタルコンテンツの管理・配布・検索を容易にし、不要な再作業を削減する。また、人材不足の解消に向け、オートデスクは従業員のスキルアップを支援するツールを提供していく。機械学習を用いて、AutoCADやBIM製品のRevitの使用状況を分析し、作業効率化と習熟を支援するという。

 続いてオートデスクの大浦 誠氏は、AIを活用した将来の展望として「Autodesk AI」を紹介した。Autodesk AIとは単一の製品ではなく、同社の製品のAI機能の総称であり、状況に応じた支援、反復作業の自動化、大量のプロジェクトデータ分析を通じて、設計・施工プロセスの最適化とサステナビリティ実現を支援するという。

AutodeskのAIのこれまでの取り組み  出典:オートデスク [画像クリックで拡大]

 Autodesk Construction Cloudによりプロジェクト全体を繋ぎ、Tandem for AECでデジタルツインを作成しデータに基づいた意思決定を支援する。設計・施工段階では、ドキュメント管理、共同設計、デザインレビュー、数量拾いなどを効率化し、手戻りやコスト削減に貢献する。

 また、同社が2028年ロサンゼルスオリンピック・パラリンピック競技大会の「デザインと創造」プラットフォームとして選出されたことも発表された。Autodesk Construction Cloudなどを活用し、既存建造物のデジタルモデル化、改修・再利用シナリオのシミュレーション、主要交通手段や交通管制計画の設計などをサポートするという。

出典:オートデスク [画像クリックで拡大]

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
この記事の著者

京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)

ライター兼エディター。翔泳社EnterpriseZineには業務委託として関わる。翔泳社在籍時には各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在は、EnterpriseZineをメインにした取材編集活動、フリーランスとして企業のWeb記事作成、企業出版の支援などもおこなっている。 ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/20213 2024/08/20 06:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング