マネーフォワードiは2024年9月11日、情シス向け業務OS「マネーフォワード Admina」において、情シス向けの従業員データベースを作成できる機能「Admina Directory」(旧:Universal Directory)を正式リリースすると発表した。
Admina Directoryは、情報システム部門の業務に特化した人事台帳を作成・管理できる機能。同社は従来、人事部門のDBとデータ連携し、情報システム部門のSaaS・デバイス管理業務に適した台帳を作成できる機能「Universal Directory」を一部ユーザーに対して提供していたが、新たに「Admina Directory」として全ユーザーに提供するという。
機能の詳細は以下のとおり。
情シスに必要な従業員データを集約
マネ―フォワード Admina上には情シスに必要な情報のみが連携され、性別・住所・給与情報など人事労務で扱う秘匿性の高い情報は集約されないという。また、社内IDとして自動判定したいドメインを複数設定できるため、グループ会社など、社内で複数のドメインを管理している企業も活用できるとのことだ。
自由性の高いカスタム項目
人事台帳を、表計算ソフトなどを使って複数のファイルで管理している場合も、従来の管理項目をAdmina Directoryにそのまま引き継ぐことができるという。また、管理画面から表示項目のソートやカスタム項目の追加なども可能。
未登録IDを自動検知し、管理の抜け漏れを防止
マネ―フォワード Adminaと各SaaSの連携によって、人事側の従業員DBにない社内IDが見つかった場合は「未登録ID」として登録され、契約形態、就業ステータスなどを編集して社内IDに追加できるとのことだ。これにより、アルバイトや業務委託などの従業員情報も抜け漏れなく管理できるとしている。
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