マクニカネットワークスが、インタラクティブデジタルサイネージのための顔認識ソフトウェア「SVP」を販売開始
視聴者情報を分析、コンテンツの切り替えやレコメンド自動化も
ショッピングモールやスーパー、コンビニなどで導入が拡大している、デジタルサイネージ。マクニカによれば、購入寸前の消費者にリーチすることの販促効果の高いメディアとして注目を集めているが、その効果を疑問視する声も依然として少なくないという。
同社ではこれまで、デジタルサイネージの信頼性・効率性を高めるソリューションとしてトゥルーメディア社製の視聴者測定システム「AlliO」を販売してきた。「AlliO」は、同製品の最大の特長でもある広範囲の測定(距離8M、視野角125°)を活かし、複数の視聴者を同時に測定する必要のある広告型デジタルサイネージ向けに主に利用されていたが、今回販売される「SVP」は近距離の視聴者測定を想定したWindows OS上で動作する顔認識ソフトウェアだ。
「SVP」ではキオスク端末や、POSレジのディスプレイ、電子POPなどのデジタルサイネージに搭載され、視聴者・端末ユーザの属性・行動を分析。端末側では分析された視聴者情報に応じてコンテンツの切り替えやレコメンドを自動的に行う。また、視聴者情報を集計し効果測定を行い、改善施策を支援する。
「SVP」で測定可能なデータは、「視聴時間」「滞留時間」「性別」「年齢群」「 接近状況(顔の大きさ)」。Windows向けソフトウェアで、市販USBカメラで利用可能。視聴者情報はXML形式でPCへ出力する。同時測定可能人数は1名で、個人情報保護の観点から、画像は残さず分析結果のみを表示(男性/大人/10秒視聴/など)することになっている。
【関連URL】
・製品詳細
http://www.macnica.net/trumedia/
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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