EnterpriseZineを運営する翔泳社より、11月12日(水)に書籍『システムの引き継ぎに失敗しないための本 担当者の交代、ベンダー変更、アウトソーシング化に対応できる!』が発売となりました。
担当者の退職やベンダーの変更など、思わぬタイミングで発生する引き継ぎには、「前の担当者と連絡が取れない」「引き継ぎ書の内容が意味不明」「書いてあるコードが難しくて読み解けない」といった様々な失敗の要因が存在します。
本書ではこうしたトラブルや不安を取り除き、引き継ぎを成功させるために何が必要で、どう進めていけばいいのかを、炎上案件を救い続けてきた著者の黒渕由幸さんがいちから解説しています。
引き継ぎの準備と計画から実施、安定稼働させるまでの全行程を体系的にまとめ、著者の経験から導き出された具体策も多数紹介。未完成システムの引き継ぎや炎上案件への対策まで、引き継ぎに関するノウハウの全てを学べます。
知識と実践の両面から、これまで引き継ぎにつきまとっていたあらゆる不安を解消できる1冊です。
目次
第1章 システム引き継ぎの現状
1-1 システム引き継ぎの定義と必要になるタイミング
1-2 システム引き継ぎのニーズの高まり
1-3 引き継ぎを決める前に知っておくべきこと
1-4 システム引き継ぎ相談事例
第2章 引き継ぎ発生時の注意点
2-1 技術的な理由からシステム引き継ぎができないとき
2-2 契約やシステム運用が理由でシステム引き継ぎができないとき
2-3 システム引き継ぎ時にあったほうがよいもの
2-4 引き継ぎの第一歩、システム引き継ぎで対応範囲を決めてもらう/決める
2-5 システム引き継ぎのパターン
2-6 外部ベンダーに引き継いでもらうときはどうすればよいのか?
2-7 外部ベンダーの選び方
2-8 急な引き継ぎに備えて今からできること
第3章 システム引き継ぎの準備(流れ)
3-1 システム引き継ぎ書とは何か?
3-2 対象と理由の把握が第一優先
3-3 歴史と目的を知れば未来が見える?
3-4 システム引き継ぎ書の成否は、大枠が簡単に素早く理解できるか次第
3-5 最新のものへの更新が必須
3-6 ドキュメントの整理こそ引き継ぎ成功への近道
3-7 外部連携は要注意、アクセス情報とまとめて1カ所で管理
3-8 実際の引き継ぎ内容や不具合の履歴を整理、本番アップ時の対応も要確認
3-9 システムはあくまで業務の一部、引き継ぎの成功には業務の理解も不可欠
3-10 最初に決めて、最後に調整するのがスケジュール
第4章 システム引き継ぎの実施
4-1 詳細スケジュールの作成とフェーズ
4-2 段取り8割、事前準備期間の段取り事項
4-3 引き継ぎの妙がここに凝縮
4-4 システム解析フェーズではどこまで行うのか?
4-5 習うより慣れろ、実践が一番の近道
第5章 システム引き継ぎの実施後
5-1 引き継ぎには試運転期間が存在する
5-2 システムの未来に向けた検討を開始
第6章 未完成品のシステム引き継ぎ
6-1 未完成品のシステム引き継ぎの流れ ~RFP作成まで~
6-2 未完成品のシステム引き継ぎの流れ ~未完成品引き継ぎRFPの作り方~
6-3 未完成品のシステム引き継ぎの流れ ~実際に進めるときのポイント~
6-4 システム開発業者向け
第7章 炎上案件を引き継いだときの攻略方法
7-1 そもそも炎上案件とは?
7-2 炎上案件の引き継ぎ(1)
7-3 炎上案件の引き継ぎ(2)
第8章 1人しかいない情報システム担当者の退職による引き継ぎ
8-1 情報システム担当者が退職する場合の引き継ぎ方針
8-2 引き継ぎの準備と実施
第9章 エンジニア視点のシステム引き継ぎ
9-1 引き継ぎにあたっての心構え
9-2 実際に作業する際の注意点
9-3 大規模な改修に備えて気をつけるべきこと
付録 ホームページを引き継ぐ方法
付録-1 ホームページを引き継ぐ際に知っておくべきことと方向性
付録-2 ホームページの管理会社を変更する方法
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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
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