山崎製パンは、住友電工情報システムが提供するローコード開発基盤「楽々Framework3(らくらくフレームワークスリー)を導入した。
この導入により、社内でのシステム開発体制を確立。外部ベンダーへの依存から脱却し、3名のチーム体制で老朽化したJavaシステムのリプレイスを内製化することに成功したという。これにより、外注費換算で約2,000万円を想定していた開発コストを約300万円に抑制し、85%(約1,700万円)のコスト削減を実現したとのことだ。
また、アルバイトシフト申請システムの内製開発では、1工場あたり月約93時間の業務削減を達成。紙の申請書や電話受付は不要になり、人事課の業務負担も軽減し、現場の業務効率化にも貢献しているという。スマートフォン利用が前提の同システムでは、幅広い年齢層の利用を想定し、ITスキルに左右されない直感的な操作性を追求。「表示コンポーネント」やカスタマイズ機能の活用により実現した画面設計は、ユーザから「操作が簡単で便利」と高い評価を得ているとのことだ。
今後は、Framework3を基盤とし、内製開発の成功事例を全国の拠点に拡大展開する計画だという。
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