Denodo Technologies(以下、Denodo)は、「Denodo Platform 9.4」の提供開始を発表した。
Denodo Platform 9.4は、AIシステム、アプリケーション、およびユーザーが、ライブデータに確実にアクセスし、ビジネスコンテキストを理解し、明確なガバナンスの枠組みの中でパフォーマンスを発揮できるようにするとしている。データチーム、AIチーム、ビジネスユーザーという3つのユーザー層に向けてプラットフォームを進化させることで対応しており、各ユーザー層が、組織が自信を持ってAIを本番運用できるように設計された機能を提供するとのことだ。
Denodo Platform 9.4の新機能
AIチーム向け:構造化データと非構造化データへの統合・管理されたアクセスにより、信頼できるAIを
AIおよび高度な分析チーム向けに、AIと企業データとの連携を拡張。ベクトルデータベースとの安全な統合を可能にし、組織が文書、テキスト埋め込み、画像、その他のコンテンツを含む構造化データ、半構造化データ、および非構造化データを、単一の論理データアクセス層を通じて統合できるようにするという。
同時に、MCP(Model Context Protocol)のサポートをプラットフォームに直接組み込んでおり、ガバナンス対象データへのアクセスをエージェントごとに実装する必要のない、企業全体で共有されるサービスになるとしている。MCP対応のAIエージェントまたはクライアントは、承認されたセマンティクスとポリシーを使用して、ライブの企業データを安全に検出しクエリを実行でき、ガバナンスチームは完全な可視性と制御を維持できると述べている。
データチーム向け:レイクハウスの迅速なインサイト取得とROIの加速
データエンジニアリングおよびプラットフォームチーム向けに、Denodoの組み込み型MPP機能の次の進化形である「Lakehouse Accelerator」を導入。オープンソースのVelox実行エンジンを組み込むことで、クエリパフォーマンスを最大4倍高速化し、CPUとメモリ効率を向上させ、高度な分析やAIワークロードのスケーラビリティを向上させるとのことだ。
これらの機能強化により、データチームは、より多くのユーザーと、AIワークロードを含むより多くの同時ワークロードをサポートできるようになり、インフラストラクチャコストと運用オーバーヘッドを削減できるという。データの移動、リエンジニアリング、既存のアーキテクチャの中断を強いることなく、インサイト獲得までの時間を短縮すると述べている。
ビジネスユーザー向け:信頼できる企業データとの対話型インタラクション
CEOをはじめとするビジネスユーザー向けに、Denodo Data Marketplaceに組み込まれた対話型のエージェント型AI体験を通じて、データとやり取りするための直感的な方法を提供するという。Data Marketplaceは、技術スキルレベルに関係なく、すべてのユーザー向けに設計されたeコマースのような体験を通じて、ビジネスユーザーが企業全体のデータにアクセスできる単一のアクセスポイントだとしている。
9.4では、ユーザーは基盤となるスキーマ、ツール、技術的な詳細を理解する必要なく、推論エージェントとの自然でマルチターンの対話を通じて質問し、企業全体のデータを探索可能に。この対話型体験はまた、質問がどのように解釈され、回答されたかについての透明性を高め、意図やコンテキストが不明確な場合には手順を動的に説明し、ユーザーの入力を促すとのことだ。
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