サカタのタネは、Denodo Technologiesのデータ仮想化ソリューション「Denodo Platform」を導入。データ管理の原則「ワンファクト・ワンプレイス」を守りつつ、社内のデータを各システムで利用できる仕組みを実現したという。
サカタのタネは、一度導入したシステムを長期間にわたり活用しているとのこと。しかし、製品の老朽化やメーカーのサポート終了により、新旧のシステム間での接続にいくつかの課題が生じていたという。
- システム間のデータ連携の難しさから、正確な情報がタイムリーにユーザーに提供できない
- 活用するローコードのWebアプリケーション開発ツール「OutSystems」と、既存データソースの接続ができない
- システム間をつなぐアダプターのサポート切れにより、BIツールにおいても接続に問題が発生
こうした状況の中、システムに部分的な変更があってもサービスを継続的に運用できるうえ、複数のデータソースや異なる形式のデータを統一された方法で利用できる、ハブとなるデータレイヤーの必要性が高まっていたと述べている。
Denodo Platformの導入後、サカタのタネでは、各システムに蓄積されたデータを相互に利用できる環境を整備し、それらのデータを利用して、社内で必要なアプリケーションをローコードツールで開発できる環境も構築したとのことだ。
現在、同社では数十におよぶアプリケーションを、情報システム部内の担当者2名で開発・運用しているという。Denodo Platformの導入により、ユーザーが欲しい形式でデータを取得できるようになったとしている。
これまで活用できていなかったデータも、Denodo Platformを通じて活用できるようになっているとのことだ。たとえば、WebサービスのAPIを通じて得られるデータを、ユーザーが利用しやすい表形式に変換しているという。
加えて、Denodo Platformのキャッシュの活用により、処理速度が約100倍に向上。数百万件のデータも数秒で処理できるようになり、レスポンスが改善されているとのことだ。
同社では、ユーザー自身によるデータ利活用を進めるため、「Denodo Platform」のデータカタログをユーザーに開放することを検討しており、AI活用の可能性も視野に入れているという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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