半導体製造装置大手のTOWAは、統合人事システム「COMPANY」のタレントマネジメント製品「COMPANY Talent Management」シリーズ(以下、CTM2.0)を採用した。
これにより、国内における人材データ分析の強化を第一段階として、将来的には海外拠点も含むグローバルな人材データの活用へと取り組みを広げ、客観的な情報に基づく最適な配置の実現や、次世代リーダーの育成を推進すると述べている。
同社は国内外に事業拠点を展開しており、世界的な人材獲得競争が激化する中、海外拠点間での異動や配置も視野に入れた、人材マネジメントの高度化が求められていたとのことだ。
一方、グローバル横断で人材情報を参照できる統合的なデータベースはなく、また国内においても、組織・人材情報が配置検討や組織分析といった戦略的な意思決定に十分活用されていない課題があったという。これらの課題を解決するプラットフォームとして、以下の点を評価し、CTM2.0の採用を決定したとしている。
- 人事基幹システムとの連携:約10年利用しているCOMPANYシリーズの人事管理製品に蓄積された膨大なデータを、連携の手間なく最大限に活用し、即座に活用・分析できる点
- 分析指標の標準搭載:人材データの分析に必要となる様々な指標が、あらかじめシステムに標準搭載されている点
- 将来的な拡張性:後継者計画(サクセッションプラン)や1on1など、将来的なタレントマネジメントのニーズにも対応できる機能を有している点
期待効果
国内外の統合データベース構築による組織分析の強化
TOWAは、CTM2.0の活用により、同シリーズの人事基幹システムである「COMPANY 人事・給与」と連携した組織・人材データを一元的に活用し、人材データの整備や加工にかかる負荷の軽減を図るとともに、迅速かつ的確な人材活用を目指しているとのことだ。
また、組織の多様性や働き方、人材流動性といった人的資本に関する情報を、共通の分析指標に基づいてタイムリーに把握・分析することで、データに基づく意思決定の高度化を進めていく考えだとしている。
まずは国内において、これらのデータを活用し、現場のニーズに即した抜擢・登用を促進することで、多様な人材がそれぞれの能力を最大限に発揮できる環境づくりを進めると述べている。あわせて、CTM2.0の後継者管理機能を活用した計画的な後継者の選定・育成を通じて、中期経営計画で掲げる「次世代をリードする人財の創出」を加速させていく方針だという。
将来的には、管理対象を海外拠点へと拡大し、グローバル人材データベースを構築することで、世界規模での人材ポートフォリオ分析に基づく最適配置や採用強化の実現を見据えているとのことだ。
データに基づく「適材適所」の実現
TOWAは、CTM2.0の組織人員配置機能を活用することで、従業員の経歴情報などの客観的なデータに基づき、より戦略的な人員配置を目指しているという。
実務運用面においても、組織原案の作成から、組織図の参照・検索・メンテナンス、画面上での人員配置シミュレーション、関係者との共有や共同編集に至るまで、一連の業務プロセスをCTM2.0上で完結させることで、組織・異動検討業務の効率化を図っていく考えだとしている。
また、確定した組織や異動案を基幹システムであるCOMPANY 人事・給与と連携させることで、データ加工や二重入力といった手作業の負荷を軽減し、人事部門における異動業務の効率化につなげていくことを期待していると述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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