今回のバージョンアップの内容は、サービスレベルの見える化、IT資産のライフサイクル管理、クラウドやスマートフォンなへの対応を強化し、運用業務の効率化をさらにはかるものとしている。主な機能強化は以下となる。
(1) 新たに製品化したサービスレベル管理製品「JP1/IT Service Level Management」によりサービスレベルを見える化し、クラウド環境での安定したサービス提供を実現。
(2) スマートフォンなどの新たな端末に対応し、複雑化するIT資産管理業務の効率化を実現
PCやスマートフォンなどのIT資産について購入計画から運用保守、廃棄までの一連のライフサイクルを一元的に管理し、IT資産の運用を統一化するIT資産管理製品「JP1/IT Desktop Management」を新たに製品化。
さらに、本年中を目処に他社製のMobile Device Management製品などとの連携による、より高度なスマートフォン管理を実現していく予定。
また、システム利用者への課金に必要な情報を部門ごとに整理して表示可能としたITリソース管理基盤製品「JP1/IT Resource Management」、クラウド環境での効率の良いバッチ業務の開発・運用を支援するためのシェルスクリプト実行制御基盤製品「JP1/Advanced Shell」などを新たに製品化した。
さらに「JP1」では、今後もハイブリットクラウド環境での運用管理の効率化を支援するための第一弾として、Windows Azure環境への対応を本年中を目処に実現する予定。今後、著名なパブリッククラウド環境にも順次対応していく予定である。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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