「Pronto」シリーズは、高性能のコマーシャルチップとOSSを採用し、パフォーマンス、拡張性、安定性を向上するために独自に最適化することで、サービスレベルや信頼性を確保しながら、低価格化を実現しているという。また、仮想化/クラウド時代の新しいネットワーク技術として注目されるOpenFlowに完全対応しているという。
Pica8社は、ネットワーク業界に革新をもたらすためには、ネットワークをコモディティ化することが必要であるとして、低価格とオープン化を重視しているという。また、ネットワークを仮想化するSDN(Software Defined Network)を見据えて、技術面でも、マーケティングの観点でも、ネットワークの今後の新しい展開に対応できるような設計思想で製品開発に取り組んでいという。
「Pronto」シリーズは、Cisco社やJuniper社が採用しているものと同等の高性能コマーシャルチップ(Broadcom Trident+チップセット)と、OSSを活用することで、データセンタ向けに開発された同等スペックの他社ToR(Top of Rack)製品と比較して、20~60%低価格を実現したL2/L3スイッチだとしている。
「Pronto」シリーズのソフトウェア環境である「PicOS」は、Linux OS(Kernel 2.6)をベースシステムとして、OSSのネットワークOSであるXORPをプロトコルスタックとして採用しているという。XORPは、OSSのネットワークOSの中でもモジュール化と拡張が容易であり、Pica8は、データセンタに必要な機能に特化してXORPを機能拡張し、パフォーマンスと安定性を向上させた「XORPLUS OS」を「Pronto」シリーズに搭載しているという。
また、マルチプロセスが可能なLinuxを採用していることで、制御用に搭載しているデュアルコアCPUのパフォーマンスを最大限に生かすことができ、スイッチング性能をさらに向上させているとしている。
■ニュースリリース
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