「スマート分電盤」は、業界トップクラスの最大誤差3%以内の高精度で最大24箇所の電力量を計測できる「スマートコントローラ」を内蔵し、企業のオフィスやサーバルーム、データセンター内の電力使用量を短期間でリアルタイムに「見える化」するとしている。
発表によると「スマート分電盤」の特徴は次の通り。
1. 「スマートコントローラ」を内蔵
・最大誤差3%以内の高精度で、最大24箇所の電流や電圧などを計測できる「スマートコントローラ」を内蔵。これによりオフィスの照明や空調機などの系統別、サーバルームやデータセンターのラック単位など、電力使用状況をきめ細かく把握可能。
・「スマートコントローラ」と小型ブレーカを分電盤に組み込み、電流、電圧計測用のセンサを予め設置。「スマートコントローラ」とセンサ間を配線した一体型で提供。これにより、分電盤にセンサを後付けで設置する場合に比べて、設置工数を半減。
・TCP/IPネットワークの通信プロトコルに準拠しており、インターネットなどを介して計測データのやりとりが柔軟に行える。また、各種センサとの接続も可能(オプション)であり、さまざまな外部センサ活用ニーズへ柔軟に対応。
2. ソフトウェア連携
・別売のエネルギー見える化システム「Ecoの森」や運用管理ソフトウェア「WebSAM」等のNEC製品に加えて、サードパーティ製品とも組み合わせることが可能。
・ソフトウェアとの柔軟な連携により、オフィスやデータセンターの使用電力量をリアルタイムに見える化でき、かつ容易に一元管理が可能。
なお、スマート分電盤の販売と組み合わせて、導入支援や収集した電力などの環境データを分析し、省エネ対策の提案を行う「環境アセスメントサービス」も提供するという。