メタデータガバナンスプラットフォームは、データにかかわる専門家が、企業に分散する重要なデータを理解し、ビジネスと連携できるように組織化することを可能にするという。企業のデータは、企業内のハードウェアだけでなく、クラウド環境に存在する場合もあり、それらを有効活用する必要があるという。これまでは、こうした環境下でのデータガバナンス推進のプロセスが、過度に細分化、複雑化しており、非常にコストがかかるものになっているという。
エンバカデロの各製品は「ガバナンス対応」を進めており、メタデータを共有可能にし、事業計画やソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたってデータの統制とその価値の提供を可能にするとしている。「DB PowerStudio XE3.5」は、複数のデータベースプラットフォームに対して、重要なデータ管理のタスクを共通した操作で実行できるように設計されているという。これにより、管理、開発、診断、パフォーマンスチューニングといった作業を複数プラットフォームに対して標準化できるため、生産性向上とデータベースの可用性向上が可能となるという。
「DB PowerStudio XE3.5」は、データガバナンス推進におけるデータベース管理とデータベース開発者の業務を支援するデータベースツールスイートであり、次の製品が含まれるという。
・DBArtisan:データベースの可用性を高めるマルチプラットフォーム対応データベース管理ツール
・Rapid SQL:複数のデータベースプラットフォームに対するSQLコードの迅速な作成を支援
・DB Optimizer:データベースのパフォーマンス最適化を支援
・DB Change Manager:データやスキーマの変更管理、同期、個人情報保護などをサポート
なお、「DB PowerStudio XE3.5」は、3月21日から販売が開始されるとしており、販売価格は次のとおり。
・DB PowerStudio XE3.5 Developer Editionワークステーションライセンス:250,000円
・DB PowerStudio XE3.5 DBA Edition ワークステーションライセンス:600,000円
■「DB PowerStudio XE3.5」の詳細
http://www.embarcadero.com/jp/products/database-tools