企業が市場環境の変化に素早く対応するために、業務ルールをタイムリーに変更し、業務システムを迅速に改変することが課題となっている中で、BRMS(Business Rules Management System:ビジネスルール管理システム)が注目されているという。BRMSは、業務ルールを業務システムから切り離して管理し、業務担当者がコーディングレスで簡単に業務ルールの変更が可能なシステムだという。
日立ソリューションズは、BRMSの導入コンサルティングで豊富な実績を持つブレイズ・コンサルティングと協業し、米国プログレスソフトウェア社のBRMS「Progress Corticon」を活用した「ビジネスルール管理システム Progress Corticon BRMSソリューション」の提供を開始するとしている。
「Progress Corticon」は、表形式のわかりやすい入力画面で業務ルールを定義でき、また業務ルールの変更による矛盾を検出する論理チェックや、業務システムへ反映した場合の機能チェックを通して、より正確で作業効率の高い業務ルールの作成が可能なため、戦略に沿って業務ルールを変更する仕組みづくりが可能だという。さらに、業務ルール数やデータの複雑さが増しても、DeTI(Design-Time-Inferencing)アルゴリズムにより優れた性能を発揮するとしている。
発表によると、このソリューションの特徴は次のとおり。
・BRMSの導入コンサルティングやBRMS適用の可否および効果を検証する事前評価の支援
・製品操作やルールモデリング教育の提供
・業務ルールを整理しBRMSへ定義するルールモデリングの実施
・BRMSの構築を含むシステム構築全体をワンストップで提供