今回発表された「CLOMO SECURED APPs」の新バージョンは、日本初となる「Enterprise AppBus」機能の搭載により、同シリーズに含まれる5つのモバイルアプリ、「ブラウザ」「ファイル共有」「メーラー」「共有アドレス帳」「カレンダー」の安全なデータおよび機能連携を実現したという。
「CLOMO SECURED APPs」は、今回のバージョンアップにより、企業が求める安全性を確保しながら、「社内サイトで配布された文書ファイルを安全に保存する」「保存したファイルをメーラーアプリで利用する」など、利活用の幅が拡がるとしている。
「Enterprise AppBus」機能は、CLOMO シリーズ内だけでなく、ユーザー企業が開発した自社の業務アプリとも連携することを視野に入れ、拡張機能の仕様開示とSDKの提供を予定しているという。
「CLOMO SECURED APPs」シリーズは、スマートデバイス導入企業の多くが求める「ブラウザ」「ファイル共有」「メーラー」「共有アドレス帳」「カレンダー」の5種類のモバイルアプリで構成されており、それぞれのアプリは、企業の情報漏えいを防ぐためのリモート管理機能やデータ保護機構を備えているという。
今回の機能強化は、これらデータ保護機構を維持しながら、「CLOMO SECURED APPs」シリーズでのデータ利用を安全に確保するための仕様を策定・実装し、高いセキュリティを維持しながら、利用シーンの幅を拡げることが可能になったとしている。
今後は、「CLOMO SECURED APPs」シリーズ内の連携に留まらず、社内アプリや他社製アプリとの信頼されたデータの相互利用および機能連携を実現することで、その時々の目的変化に応じた、最適な利活用スタイルをCLOMO シリーズを通じて提供していくとしている。
今回実現された機能により次のようなデータ連携の利用例が想定されるという。
・取引先からのメールに添付された資料を一般アプリへのコピーを禁止しつつ、共有ファイルアプリに保存していつでも閲覧。
・カレンダーに入力されたURL情報をSafariへのコピーを禁止しつつ、安全なブラウザへ連携して閲覧。
・不正なサイト閲覧を防ぐため、Safariでの閲覧を禁止しつつ、共有されたPDFなどに含まれるURLを不正なサイトを検出するブラウザで閲覧。
・連絡先情報の他のサードパーティーアプリへの連携を禁止しつつ、許可したメーラーにのみ連携し、メールを発信。
■「CLOMO SECURED APPs」の概要
http://www.i3-systems.com/securedapps.html