今回発表した「IIJ GIO ビッグデータラボblank」は、ビッグデータ活用のハードルを下げ、システムの本格導入に向けて速やかなスタートアップを支援するとしている。最小限の投資でビッグデータ活用の効果を実感するために、トライアル環境と技術支援メニューを合わせて提供するという。
トライアル環境は、「IIJ GIOサービス」のクラウド基盤上で提供され、ビッグデータの並列分散処理基盤を低コストで利用することが可能だという。技術支援メニューでは、データの分析・仮説検証の支援や、各種テクニカルトレーニングを提供し、ビッグデータ活用イメージの具体化をサポートするという。システムの構築・運用や分析プロセスの課題をユーザーとIIJが共有し、技術的な観点から理想的なビッグデータ活用モデルを提示するとしている。
発表によると、このソリューションの提供メニューは次のとおり。
・ビッグデータ基盤
「IIJ GIOサービス」上で、ビッグデータ活用のためのシステム基盤を提供。サーバの基本的な設定、ミドルウェア、データ活用で必要となるツール(pig/Hive、Mahout、R等)までをインストールした状態で提供。
・分析・仮説検証(支援オプション)
データ分析作業を、IIJおよびパートナー企業が連携して支援。データの具体的な活用に向けた施策や仮説の設定支援から、データの可視化・分析、仮説検証、検証結果レポーティングを提供。
・技術検証(支援オプション)
ビッグデータ基盤を利用した技術的な検証作業について支援。検証シナリオ策定や検証作業、アプリケーション開発アドバイス、データ移行サポート、ツールの操作等、個別のニーズに合わせて専門的なスキルをもつ担当者が支援。
また、ユーザーが新たにビッグデータの活用を推進する人材の育成やプロジェクトチームの立ち上げを検討している場合は、EMCジャパンの提供する「データサイエンスチーム立ち上げ」サービスを、このソリューションの「ビッグデータ基盤」と組み合わせて利用可能だという。
■「IIJ GIO ビッグデータラボblank」の詳細
http://www.iij.ad.jp/GIO/service/bigdatalab/