京セラドキュメントソリューションズは、京セラのグループ企業であり、ビジネス向けプリンター、複合機などの製造、販売を行っており、販売網を世界140か国以上に展開しているという。
同社は、米国、欧州、アジア向けのビジネスをさらに強化してグローバル展開を進めるためには、グローバルで統一されたオペレーションによる生産性向上や販売強化が重要であり、それらを支えるITシステムの構築を進めていたという。
そこで、構築された「FOCUS」は、顧客管理、販売管理、予測管理、商談管理、マーケティングなどの業務を行うグローバルで統一したCRMシステムで、各国別に管理していた顧客管理などを、一元管理できるようにするものだという。
このシステムは、IBMのマネージド・クラウド・サービスである「IBM SCE+」を採用し、米国のラーレイ、ドイツのエーニンゲンにある「SCE+」向けのクラウドデータセンターと、国内の既存データセンターを連携して運用しているという。「IBM SCE+は、クラウド環境とそのサービス管理やセキュリティー機能を提供し、企業の基幹系システムにも対応できるクラウド・サービスとして位置づけられている。
クラウド・システムを採用したため、海外ビジネスを強化する際には、必要に応じて柔軟にインフラを拡充することが可能だとしている。
■IBM SmarterCloudのWebページ
http://www-06.ibm.com/ibm/jp/cloud/?lnk=msoCS-clou-jpja
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア