ヴイエムウェアが発表した4製品は次のとおり。
「VMware NSX」:ネットワーク仮想化のプラットフォーム
ネットワークハードウェアから分離した完全なネットワークおよびセキュリティモデルをソフトウェアによって提供するネットワーク仮想化プラットフォーム。「VMware NSX」は、ネットワーク仮想化により、現在の物理ネットワークの限界を超え、データセンター運用者が俊敏性と同時にコスト削減を実現。2013年第4四半期より提供開始予定。
「VMware Virtual SAN」:仮想マシン向けのシンプルで動的なストレージ
サーバのディスクとフラッシュをクラスタリングした仮想データプレーンを提供し、仮想マシン向けに高パフォーマンスかつ耐障害性を備えた共有ストレージを作成することが可能。「VMware Virtual SAN」により、コンピューティングとストレージを細かい単位で素早く拡張することを可能にする新しいコンバージドインフラストラクチャを実現。 2013年第3四半期に無料のパブリックベータプログラムを通じて提供予定。
「VMware vCloud Suite 5.5」:統合的なクラウドインフラおよび管理スイート
この製品により「Software-Defined Data Center」アーキテクチャに基づいた「VMware vSphere」ベースのプライベートクラウドを構築/運営が可能。また、ポリシーに基づいてアプリケーションのオンデマンドなプロビジョニング/配置/設定/制御を自動化する組み込み型のインテリジェンスを備えた、仮想化されたインフラ サービスの提供が可能。2013年第3四半期より提供開始予定。
「VMware vSphere with Operations Management 5.5」:仮想プラットフォームのキャパシティを最適化
仮想化プラットフォームvSphereと、ワークロードキャパシティとシステムの状態に関するインサイトを提供する機能を組み合わせた製品。「VMware vSphere with Operations Management」により、顧客はIT環境全体のパフォーマンスをプロアクティブに監視、管理しながら、統合的なキャパシティプランニングを通じて環境を最適化。また、VMware vSphere 5.5の特徴を活用し、すべてのアプリケーションとワークロードに最適なプラットフォームを提供。 2013年第3四半期より提供開始予定。
上記4製品のほか、次のような新サービスと認定制度も発表された。
・新しい認定レベル
クラウド(VCA-Cloud)、データセンター仮想化(VCA-DCV)、デスクトップ仮想化(VCA-DT)、ネットワーク仮想化(VCA-NV)のVMware Certified Associate(VCA)などの新しい認定レベルを設定。これらの認定は、「VMware Certified Professional(VCP)」の認定に進む前に入門レベルのスキルを確認する新しい資格。
・新しいコンサルティングサービス
「Software-Defined Data Centerアーキテクチャの実現に向けた拡張性の高いプラットフォームの構築に焦点をおいたサービス。新サービスにより、VMwareの製品とテクノロジーによる効率性、俊敏性、管理性、選択肢を実現するための設計および導入の取り組みをサポート。
・戦略的コンサルティングサービス
「VMware Accelerate Advisory Services」の一部として提供され、企業が自社IT環境での「Software-Defined Data Center」モデルの価値を測定し、実現可能なビジネス価値を生み出すための戦略の立案をサポートするサービス。
■ニュースリリース
http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/vmw-sddc-082613.html