「EMC Velocity サービス・プロバイダー・プログラム」とは、EMCのサービス・プロバイダー・パートナーによるパブリッククラウドサービスおよびプライベート・クラウド・サービスの開発、導入、市場展開、販売、提供を支援するものだという。
今回の契約によって、NTT Comのクラウドサービスにおいて、EMCが保有するストレージ技術およびデータマネジメントノウハウを活用することで、基幹系データベース向け超高速ストレージやビッグデータ向け大容量ストレージなど、クラウドサービスのラインアップを強化し、ユーザーに対して迅速なクラウド環境への移行を推進するとしている。
発表によると、今回の契約による主な取り組み内容は次のとおり。
(1) 超高速・高信頼ストレージメニューにより基幹系システムで利用可能なクラウド環境を実現
NTT Comは、EMCのストレージソリューションを採用した「Bizホスティング Enterprise Cloud」および「Bizホスティング Cloudn(クラウド・エヌ)」を提供している。今後、さらにEMCのさまざまなストレージ技術を採用することで、性能や品質を強化するとともに高性能の超高速ストレージサービスなどを提供していく。
(2) EMCのコンサルティングサービスを活用したストレージのクラウド化支援
EMCが提供するプライベート・クラウド/仮想化コンサルティングのノウハウやNTT Comのクラウド移行を支援するオンプレミス接続サービスなどを活用することで、ユーザーのオンプレミスからクラウドへのスムーズな移行を支援。
(3) 共同でのマーケティング・営業活動による新規市場の開拓
NTT ComとEMCによる共同マーケティングや営業活動を通じ、金融機関や政府機関のシステム、また企業の経営情報、マーケティング情報を扱うシステムなど、データマネジメントが重視される基盤システムのクラウド化を積極的に提案し、ビッグデータ分野の利用拡大を推進。
なお、10月9日~11日に開催される「EMC Forum 2013」において、NTT Comはゴールドスポンサーとして参加し、両社の取り組みを紹介するとしている。
■ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20130927.html