「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、サプライチェーンの最適化、経営・財務指標の迅速な収集・評価、ビッグデータ分析によるリアルタイムな市場トレンドの把握など、企業のITシステムに不可欠なストレージ基盤を提供するという。
「Oracle ZFS Storage ZS3-2」は、中規模向けの機種で、最大768TBまで拡張可能だという。また、「Oracle ZFS Storage ZS3-4」は、高い性能と拡張性を要求する大規模向けの機種で、最大3.5PBまで拡張可能だという。この2機種は、ともにデュアル・コントローラのクラスタ構成に対応しているという。
「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズでは、SSDをファイル・システムの一時記憶領域として扱う「Hybrid Storage Pool」の設計が強化され、メモリ内のデータ重複を削減することにより、領域効率を4倍向上するという。また、並列アクセス処理による書き込み性能を強化し、低遅延で一貫した応答時間を実現するとしている。
「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの主な機能は次のとおり。
・新機能「Oracle Intelligent Storage Protocol(OISP)」によって、オラクルのデータベース製品のチューニングや管理を自動化。「Oracle Database 12c」はOISPを介して「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズとメタデータをやり取りして自動的にチューニングを行い、手作業と比較して最大65パーセントの時間を短縮。
・「Oracle Database 12c」は、新機能「Heat Map 」と「 Automatic Data Optimization(自動データ最適化)」により、さまざまな圧縮レベルを適用し、データの全ライフサイクルを通じて、高いパフォーマンスを維持し、ストレージ容量を節約。
・データ圧縮技術「Hybrid Columnar Compression」によって、オラクルのデータベース製品の容量を10~50分の1に圧縮し、必要なストレージ容量や帯域幅を大幅に削減。この結果、データセンターの設備、フロアスペース、保守管理など、ストレージに関連する費用を低減。
■ニュースリリース
http://japanmediacentre.oracle.com/content/detail.aspx?ReleaseID=3054&NewsAreaId=2
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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