発表されたソリューションは、米Splunk社のマシンデータ分析ソフトウェア「Splunk Enterprise」を分析エンジンとして、その製品の導入から周辺システムとの連携までをワンストップサービスにて提供するもの。
これにより、日立ソリューションズはSNSデータ分析によるマーケティング活動や機械装置の稼動データ分析による故障率予測など、企業におけるビッグデータの活用を支援するとしている。
マシンデータとは、コンピュータ、各種IT機器、各種センサーなどから生成されるログやアプリケーションのテキストデータをさすという。
日立ソリューションズは、多様なデータの取り込みが容易であり、抽出、可視化まで柔軟に提供可能な「Splunk Enterprise」をマシンデータプラットフォームとして、マシンデータの収集、分析、可視化を実現するビッグデータ利活用基盤ソリューションを提供するという。
「Splunk Enterprise」は、サーバーやネットワーク機器、業務システム、センサーなどシステムやデバイスの種類を問わず、マシンデータを収集、インデックス化することで、リアルタイムに検索できるマシンデータ分析ソフトウェアだという。また、400種類以上のアプリケーションダッシュボードにより特定データソースの可視化も容易だという。
従来はITシステムの運用管理やセキュリティ分野を中心に利用されてきたが、ネックワーク通信データやSNSデータ分析によるマーケティング活動、機械装置の稼動データによる故障率予測など、テキストデータを中心としたビッグデータの分析に適用できるという。
日立ソリューションズは、システム構築のノウハウを生かしオープンソース分散処理基盤「Apache Hadoop」と連携させたハイブリッドインテグレーションなどにより、付加価値の高いサービスも提供するとしている。
なお、日立ソリューションズでは、「Splunk Enterprise」評価版をWebでダウンロード可能にしており、500MB/日までのデータ量の場合、マシンデータ解析のシミュレーションとして、無償で使うことができるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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