「Movable Type 6」は、安定したコア・アーキテクチャ、柔軟なWebサイト制作を可能にするテンプレート言語、使いやすいインターフェイスはそのままに、APIとJavaScriptライブラリーの提供により、さらに柔軟なサイト制作および運用が可能になったという。また、APIを利用した新しいWebアプリケーション「Loupe」を提供するという。
「Movable Type 6」の主な特徴は次のとおり。
・Data APIとライブラリーの提供
Data APIは、「Movable Type」で管理するブログや記事などのデータの読み出しや更新をREST/JSON方式のAPIで利用できるもの。APIの利用を簡単に行えるJavaScriptのライブラリーも提供されるので、ダイナミックなコンテンツの組み込みも容易になり、ユーザーの目的に合った独自の管理アプリケーションの開発が可能になるとしている。
・グラフを作成するChart API
Chart APIは、汎用的なグラフ描画用APIをJavaScriptライブラリーとして提供。「Movable Type」の記事投稿数や、アクセス解析データ等、グラフのデータを渡すだけで、さまざまなパターンのグラフを作成できるという。
・スマートフォン用のWebアプリケーションLoupe
Data APIやChart APIを利用したスマートフォン向けのWebアプリケーション「Loupe」を同梱しているという。これにより、アクセス状況の確認や、記事公開の承認、画像などのアップロードが行えるという。「Loupe」を元に、ユーザーの必要に応じた独自アプリケーションの開発も可能だという。
・Google Analyticsと連携したダッシュボードの改善
Chart APIを利用し、Blog StatsウィジェットをSite Statsとしてリニューアル。Google Analyticsのデータを取得可能に。
・Webサイト機能の改善
Webサイトでも記事やカテゴリーの作成が可能になり、Webサイトのみで単一のブログを作成することも可能に。これまでブログに使用していたテーマをWebサイトにも適用可能。
・公開終了日指定機能
公開日時の指定に加え、公開を終了する(非公開にする)日時を指定が可能に。
・通知センター
「Movable Type」からのシステム警告などを統括して表示する、通知センターを用意。メッセージセンターにはコールバックを用意。これを利用することで、プラグインのシステムメッセージをダッシュボード上に表示するなど、多彩な使い方が可能に。