「Windows 8.1」は、日本を含む320以上の市場において37言語で提供されるという。Windows 8のユーザーは、Windowsストアから無償で「Windows 8.1」へアップデートが可能になった。
10月18日から「Windows 8.1」のパッケージ製品の提供を開始したのに加えて、ハードウェアパートナー各社より、「Windows 8.1」を搭載した PCやタブレットが順次提供されるという。
また、Windows 8をボリュームライセンスで導入している法人などは、ボリュームライセンスサービスセンターを通じて「Windows 8.1」(ProおよびEnterprise)が順次利用可能になるという。新規の法人ユーザーは、11月1日からマイクロソフトボリュームライセンスリセラーを通じて購入可能になるとしている。
発表によると、「Windows 8.1」主な新機能は次のとおり。
・パーソナルな設定・利用
スタート画面では、アプリなどを起動するためのタイルをさまざまな大きさに変更できたり、背景のデザインと色の選択肢が豊富になるなど、ユーザーの好みに合わせてパーソナルな画面が設定・利用可能。
また、Windows の起動方法が選択できるようになり、新しいスタート画面を使うことも、従来からのWindowsデスクトップを起動時から使うことも可能。ユーザーが使用するすべてのWindowsデバイスを「Microsoftアカウント」と同期させることも可能。
・ナビゲーションの変更
「Windows 8.1」は、スタートボタンを再び採用。また、すべてのアプリを一覧できるアプリ ビューや使い方を確認できる「ヘルプ+使い方」のアプリなどが利用可能に。
・検索機能の強化
新しい「Bing スマート検索」は、デバイス上あるいはWeb上でユーザーが必要なものを、タッチ向けに作られた統合的な画面で容易に利用可能。スタート画面でスワイプあるいはタイプするだけで、PC上のドキュメント、SkyDrive上の写真アルバム、お気に入りのアプリ、Webサイトなどを「Bingスマート検索」で利用可能。
・初期状態から多様なアプリとサービスを提供
スタート画面で多種多様なアプリとサービスを提供し、Skypeを使った友人や家族との連絡、「メール」アプリによるメール送信、「Xbox Video」での映画やテレビ番組の視聴、「フード&レシピ」でのレシピの検索など、Windows上でできることをすぐに簡単に実行可能。
また、「Windows 8.1」に搭載された「Internet Explorer 11」は、タッチ性能の強化、速度の向上、ユーザーが使用するすべての「Windows 8.1」デバイス間での閲覧履歴、お気に入り、設定の同期を提供。さらに、3Dプリンターのプラグアンドプレイ機能を提供するなど、周辺機器との連携も強化。
・マルチタスクと生産性の向上
「Windows 8.1」は、最大4つのアプリを並べて表示し使用できる機能、画面上の各アプリのウィンドウサイズの柔軟な設定、アプリから別のアプリを起動する機能、改良されたマルチモニターサポートを提供。これにより、ユーザーはあらゆるモニターで、デスクトップやWindowsストアのアプリを使用可能。
・SkyDriveによるクラウドとの緊密な連携
「Windows 8.1」は、デバイスや場所にかかわらず、今まで以上に容易に、どこからでもファイルにアクセスが可能。SkyDriveを使って、いつでもどこでも、どのデバイス上でもファイルを作成し、編集、保存、共有することを実現。
・再設計された「Windowsストア」
「Windowsストア」が再設計され、「人気上昇中」「新着」などのカテゴリーや、パーソナライズされた推奨機能「おすすめアプリ」により、ユーザーがより簡単に必要なアプリを見つけることが可能に。アプリは自動的にアップデートされるため、ユーザーは常にアプリの最新バージョンを利用可能。
■「Windows 8.1」の詳細
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/home