「SI Object Browser」シリーズは、1997年に日本国内でOracle Databaseの開発支援ツールとしてリリースされ、その後SQL ServerやDB2、HiRDB、Symfowareなどの商用データベースに順次対応し、2013年10月末時点でシリーズ累計240,000ライセンス、約13,000社に出荷しているという。
今回、顧客から数多くの要望が寄せられていたPostgreSQL対応版をリリースすることで、商用データベースと同様、PostgreSQLを採用した場合の開発生産性が飛躍的に向上するとしている。
また、PostgreSQLの支援サービスで実績があり、この製品の総販売代理店となるアシストでは、自社提供のPostgreSQLプロダクトサポート・サービスが採用された場合に「SI Object Browser for Postgres」のライセンスを付与することで、ユーザー企業におけるPostgreSQLの活用やシステム構築の負荷軽減/工数削減に貢献するとしている。
「SI Object Browser for Postgres」は、PostgreSQL、Postgres Plusデータベースに直接接続し、次のような操作をGUIで行うことができるという。
・テーブルやビューなどの各種オブジェクトの作成
・テーブルデータの編集
・ストアドプログラムの作成・デバッグ
PostgreSQLには、「pgAdmin」などの管理ツールが提供されているが、「SI Object Browser」は、純正品にない機能、上回る機能を豊富に実装しているという。
たとえば、テスト用に数十万件のデータを自動で作成できる「テストデータ自動生成」機能、テーブル定義書などの各種ドキュメントを出力する機能、SQLの入力中にテーブル一覧を補完表示する「コードアシスタント」機能、SQL実行画面からショートカットでSQLリファレンスを表示する機能などが用意されているという。
また、姉妹製品であるデータモデリングツール「SI Object Browser ER」もPostgreSQLに対応しているため、併せて使用することにより設計から開発、テストまでのデータベース開発サイクルをトータルにサポートすることが可能だという。