日本テラデータ、超大容量データ分析向け「Extreme Data Appliance 1700」を提供
大容量データを格納し、深堀分析が可能なプラットフォーム
「Teradata Extreme Data Appliance 1700」は、「Teradata Extreme Data Appliance 1650」の後継機種として位置づけられ、処理速度とストレージ容量、分析コストパフォーマンスを大幅に向上させたという。
圧縮データで500ペタバイトを超えるユーザー領域をサポートし、非常に大規模なリレーショナル・データの分析用に設計されており、クリックストリーム・データの分析やセンサー・データ、保険数理分析、法令順守のためのアーカイブ・データの分析など、深堀のためのデータウェアハウス環境をより安価に提供するとしている。
価格は最小構成でハードウェア、ソフトウェア込みで7,900万円(税別)から。
発表では、処理パフォーマンス向上を打ち出しており、米国で実施した1TBのデータをできるだけ速くソートするベンチマークテストでは、Hadoopクラスタは8倍のサーバー数で60秒かかったのに対し、「Teradata Extreme Data Appliance」は20秒未満で完了したとしている。
「Teradata Extreme Data Appliance 1700」は、Teradataデータベースを搭載し、一般的に利用されている分析アプリケーションやビジネス・インテリジェンス・アプリケーションを利用でき、ビジネス・ユーザーによるビッグデータ分析を容易に行うことを支援するという。
また、このプラットフォームは、インメモリ技術であるTeradata Intelligent Memory、統合ワークロード管理機能、堅牢なセキュリティ機能を提供し、ANSI SQLに準拠しているという。
この製品の主な強化点は次のとおり。
・前機種よりもコスト効果の高いストレージ・オプションとして3TBのドライブを提供。
・オプションのホット・スタンバイ・ノードとホット・スペア・ドライブを追加したことにより、システムの可用性を強化。
・データ・ストレージ・アーキテクチャの改善により、データの保護がより強固に。
・プロセッサーにデュアル8コアのインテルXeonを採用。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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