インテリジェントウェイブ(IWI)は、民間企業を対象に「能動的サイバー防御(アクティブサイバーディフェンス:以下、ACD)」の取り組み状況や課題に関するアンケート調査を実施した。
7割以上が「ACD」の意味を理解している
「ACD」という言葉を聞いたことがあるか質問したところ、73.2%が「ACDという言葉を認知しており、意味も理解している」と回答した。
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「リスク情報を十分な量と質で収集できている」は約半数
ACDを聞いたことがあり、かつリスク情報を日頃から収集している回答者に対し、リスク情報をセキュリティ対策に活用するうえで十分な量と質で収集できているか聞くと、「十分に収集できている」は52.9%にとどまった。
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前問で「十分に収集できている」以外を回答した人に対して、その理由を聞いたところ、「情報収集のための業務フローなどの未整備」が67.2%で最も多く、次いで「時間、人員、予算などのリソース不足」が43.8%と続いた。
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調査概要
- 対象:従業員数1,000名以上の日本企業に勤める、経営層もしくは社内情報セキュリティ担当者328名
- 期間:2025年4月18~26日
- 方法:インターネット調査
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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