富士通Japanは、AIが関連する図書を探索するクラウド型「Fujitsu AI探索サービス」の国内提供を7月1日より開始した。
Fujitsu AI探索サービスは、タイトルや著者など図書を特定するための明確なキーワードがなくても、利用者が日常的に使っている言葉を入力することで、図書の分類を示す書誌データを学習したAIが関連する図書を探索するもの。同サービスは、図書館システムの種別にかかわらず導入でき、オンライン蔵書目録検索システムである「Online Public Access Catalog(OPAC)」との連携も可能だとしている。

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また同サービスを青山学院大学、宮崎県門川町が導入し、7月1日に稼働を開始したという。なお、AIを活用した蔵書探索のクラウドサービス提供は全国で初めてだとした。
富士通Japanは同サービスについて、2028年3月までに100団体への導入を目指すという。今後、図書館の蔵書だけでなく、博物館や大学のシラバス・研究者情報など、あらゆる学びを探索するサービスとして大学や地域住民への提供を視野に入れているとのことだ。
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