今回の発表についてオラクルは、オラクル・テクノロジーを採用したクラウドの管理にOpenStackを利用することで、オラクル製品の安定性、効率、パフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティの利点をフルに活用できるようにすることが目的だとしている。
今後、オラクルは「Oracle Solaris」「Oracle Linux」「Oracle VM」「Oracle Virtual Compute Appliance」「Oracle Infrastructure as a Service」「Oracle ZFS Storage ZS3」「Axiom Storage System」「StorageTek Tape System」へのOpenStackクラウド管理コンポーネントの搭載を計画しているという。
さらに、OpenStackと「Oracle Exalogic Elastic Cloud」「Oracle Compute Cloud Service」「Oracle Storage Cloud Service」の互換性を実現するための取り組みも行うという。
「Oracle Solaris」と「Oracle Linux」は、クラウド環境の構築で業界をリードするセキュリティ、パフォーマンス、スケーラビリティ、可観測性を提供し、プライベートまたはパブリック・クラウド上で高い性能が求められるエンタープライズ・アプリケーションの実行に利用されているという。
OpenStackへの対応により、「Oracle Solaris Zones」および「Oracle VM」環境をその他のOpenStackプラットフォームと統合できるようになるという。
また、オラクルは、OpenStack Novaとの互換性を持つ「Oracle Compute Cloud Service」を実現し、「Oracle Virtual Assembly Builder」のアセンブリと「Oracle VM Template」を配備できる可用性に優れた安全かつ柔軟な仮想マシン・インスタンスを提供する予定だとしている。
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