「IIJ GIO Singaporeサービス」は、IIJが日本国内で提供している「IIJ GIOサービス」によるクラウドサービスの運用ノウハウを活用し、日本と同様の高品質なサーバ環境を提供するサービス。
企業は、東南アジアのIT拠点として利用できるほか、国内企業の遠隔地バックアップ拠点として位置づけることも可能だとしている。
シンガポールでのサービス開始により、IIJのクラウドサービスは、日本、米国(2拠点)、欧州、中国とあわせて6拠点で展開されることになる。
シンガポールで開始されるサービスは、ユーザーのシステム要件に応じて、安定したクラウド基盤上で、豊富なサーバラインナップと接続機能や運用監視サービスなどを組み合わせて柔軟なシステムを構成することができるという。
IIJでは、このサービスの提供に先立って、シンガポール国内のパヤレバ地区にデータセンターを開設し、同時に、自社のバックボーンネットワークをシンガポールと香港に延伸したという。
日・英・米・アジアを大容量回線でつないだ高速バックボーンに直結したデータセンターでは、ハウジングサービスとして「IIJデータセンターサービス」とインターネット接続回線を提供する。
ハウジングのラックは、このサービスとの接続が可能となっており、データセンター内のユーザーのサーバ設備とクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境を構築することも可能だとしている。
また、IIJグループのシンガポール現地法人であるIIJ Global Solutions Singaporeと連携し、現地の事情に合わせたネットワーク構築やシステムインテグレーションの要望にも応えられるという。
【関連リンク】
「IIJ GIO Singaporeサービス」の詳細