新製品では、従来の「エンタープライズパッケージ」「スタンダードパッケージ」に加え、中小規模の仮想化基盤構築向けに仮想サーバ1台から始められる「ベーシックパッケージ」をラインアップに追加した。また、SDNスイッチ対応セット、追加構築セットも合わせて発売する。
「Cloud Platform Suite R4」は、事前に設計・構築・検証済みの製品(サーバ、ストレージなどのハードウェアとOS、仮想化ソフトなどのソフトウェア)と説明書や運用ガイドラインなどのドキュメントをまとめて提供することで、短期間で手軽に導入でき、増設・拡張も容易な仮想化基盤構築のセット製品だという。
新製品は、システムの対象規模や事前構築内容の範囲拡大、SDN対応など、ユーザのニーズに対応した強化を行ったとしている。
今回、発表された製品は次のとおり。(製品名/希望小売価格・税別/出荷開始日)
・Cloud Platform SuiteベーシックパッケージR4/890万円~/5月下旬
・Cloud Platform Suiteスタンダードパッケージ R4/2,900万円~/5月下旬
・Cloud Platform Suiteエンタープライズパッケージ R4/3,900万円~/5月下旬
・Cloud Platform Suiteベーシックパッケージ R4 SDN対応セット/1,090万円~/5月下旬
・Cloud Platform Suiteスタンダードパッケージ R4 SDN対応セット/3,100万円~/5月下旬
・Cloud Platform Suiteエンタープライズパッケージ R4 SDN対応セット/4,100万円~/5月下旬
・Cloud Platform Suiteベーシックパッケージ R4 追加構築セット/1,090万円~/5月下旬
発表によると「Cloud Platform Suite R4」の特徴は次のとおり。
・仮想サーバ1台から最大64台まで拡張可能
仮想サーバとしてラックマウントサーバ1台から始められるベーシックパッケージから、最大64台のサーバ拡張が可能なエンタープライズパッケージまで、ユーザのシステム規模や要件に合わせて最適な選択が可能。
・SDNスイッチを搭載した「SDN対応セット」の提供
SDNスイッチをL2スイッチとして標準搭載する「SDN対応セット」を全モデルに用意。これをNECのSDNコントローラと組み合わせることでネットワークの可視化・仮想化・シンプル化を実現。
・「追加構築セット」の提供
初期構築内容に加え、ユーザへのヒアリング内容とNECが基盤構築で蓄積したノウハウに基づき、ネットワーク、ストレージ領域、仮想サーババックアップシナリオ等の設定を追加で行う構築サービスと、仮想化基盤の日常監視手順、仮想サーバ運用操作手順、バックアップ・リストア手順等を記述した運用手順マニュアルをセット化。
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