今回の協業により、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO サービス」とIBMのソフトウェア製品を組み合わせ、サブスクリプション(期間契約)で安価に提供するクラウド型ソリューションを開発し、SIer等のパートナー企業に提供するという。
両社がSIerパートナーを通じて、今まで価格的に導入することが難しかったソフトウェアを、クラウド上で安価に利用できるソリューションを提供することで、中堅・中小企業のクラウド活用を推進していくとしている。
まず、協業の第1弾として、米SugarCRM社のCRMソフトウェア「Sugar7」とIBMのクラウド連携ソフトウェア「IBM Websphere Cast Iron」を利用した「IIJ GIO」上で提供する基盤ソリューションを、6月からSIer向けに提供開始するという。
これにより、CRMシステムの構築に際して、基幹業務とのシステム連携やデータの円滑な移行支援に加え、中堅・中小企業は低料金かつ迅速にSugarCRMソリューションを利用できるという。
今回発表された協業の主な内容は次のとおり。
・IIJは、自社のクラウド基盤上に「Sugar7」および「IBM WebSphere Cast Iron」を搭載したクラウド型ソリューションを、「IIJ GIO」パートナーと共同でSIer向けに提供。あわせて、SIerが顧客の環境に最適なクラウドサービスを導入するための技術支援を実施。
・日本IBMは、このソリューションを提供するSIerに対して、プリセールスなどを含む営業支援を実施。 また、共同マーケティング・プログラムの策定、各種技術情報の提供、およびシステム要員育成のためのプログラムを計画。
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