シマンテックは、クラウド型情報管理・検索サービス「Symantec Enterprise Vault.cloud(EV.cloud)」を日本国内で正式に提供開始すると発表した。「EV.cloud」は、メールや重要なビジネス上の情報を保管、管理、検索できる完全なSaaS型アーカイブサービスだという。
このサービスでは、アーカイブすることにより、ユーザーの受信トレイ内のメールは、クラウド上に構築されたストレージ領域で保存されるという。アーカイブされたメールの体裁は実際のメールとほぼ同様で、すべてのメールが保存される仕様になっている。
「EV.cloud」は、新たに設計されたクラウド対応型ソリューションで、高い拡張性と高度なセキュリティを備えているという。ユーザーに直感的な使い心地を提供し、普段利用しているメールクライアント、対応しているWebブラウザやモバイルデバイスからアクセスしやすいサービスだとしている。
「EV.cloud」の主な特徴は次のとおり。
・メールボックス容量管理
容量無制限、無期限でシマンテックのクラウドデータセンターに保管。アーカイブシステムを通じて実質無制限にメールボックスを利用可能。
・企業内個人の利便性と安全性の向上
アーカイブに直接かつロールベ-スでアクセスできることで、IT部門の管理負担を軽減。また、リアルタイムで直感的な検索が可能になる上、e-Discovery(電子情報開示要求)のワークフローが組み込まれているので、必要な情報を容易に発見可能。
・メールシステムのBCP実現
企業のメールシステムが停止した場合でも、オンプレミス・クラウド問わず新規メールの受信や送信ができるBCP機能を提供。
・コスト削減
年額、月額両方の課金制度での利用が可能。IT部門の管理やリソースの負担を低減。
・内部統制の強化と監査プロセスの簡素化
社内外を問わず、送受信される全てのメールやその他の情報が迅速に検索可能。また、e-Discovery(電子情報開示要求)のワークフローが組み込まれているので、外部の監査法人や弁護士事務所等と連携しての監査が容易に。
・Office 365ユーザーへの適合性
Office 365と連携して利用可能。その上で、法務とコンプライアンスの要求に十分応えることが可能。
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