発表によると、2014年第1四半期の国内サーバー市場の特徴を次のようにまとめている。
・2014年第1四半期の市場規模は、前年同期比3.1%増の1,242億円、出荷台数は、前年同期比13.6%増の16万4,000台
・x86サーバーは出荷額、出荷台数共に過去最高を記録し、市場をけん引
・出荷額では富士通が首位、NEC、HPが続く。いずれもx86サーバーが好調
今期は、x86サーバーの出荷額が、前年同期比で17.0%増と好調で、その他の製品分野はすべて2桁のマイナス成長になったという。 サーバー市場全体に対するx86サーバーの出荷額構成比は、前年同期から8.3ポイント上昇して70.1%となり、IDCが2000年に調査を開始して以降初めて7割を超えたとしている。
また、x86サーバーの出荷額は、870億円、出荷台数は16万2,000台で、ともに2000年以降、最高を記録したという。今期は、複数のベンダーで1,000台を超える大口の出荷があったことに加え、年度末および消費増税前の駆け込み需要が一部にあったとみているという。
ベンダー別出荷額では、富士通が首位で、富士通はx86サーバーで通信向けとITサービス向けに複数の大口案件を獲得したほか、ビジネスサーバーもプラス成長を記録。
2位はNECで、x86サーバーが前年同期比で2桁増と好調でITサービス向けや官公庁などで大口の案件を獲得したほか、首都圏以外の地域での販売も好調。
3位はHPで、やはりx86サーバーが好調で、データセンター向けと通信向けに1,000台を超えるまとまった出荷が複数件あり、前年同期比で2桁増になったという。
4位はIBM。ビジネスサーバー以外の製品分野はマイナス成長。5位の日立製作所は、x86サーバーが前年同期比で2桁増。
なお、今回の発表の詳細は、IDCが発行する「国内サーバー市場 2014年第1四半期の分析」で報告される。
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