オラクル、「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズの仮想化とクラウド機能を強化
仮想マシンの配備と監視をシンプルにし、ブート・ストームを解消
今回の機能強化により、大規模な仮想デスクトップ環境や、プライベートおよびパブリック・クラウドに適したストレージ基盤を提供する。
「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、「Oracle Solaris 11.2」「Oracle Linux」「Oracle VM」など、「OpenStack」をサポートするオラクルのソフトウェアとハードウェアの製品群として追加される。
「Oracle ZFS Storage ZS3 」シリーズに搭載されるOS「Oracle ZFS Storage OS 8.2」の最新版により、仮想マシン(VM)の配備と監視を簡略化・迅速化でき、始業時に多数のユーザーがVMを一斉に起動し、サーバーおよびストレージのデータ読み取りが集中するブート・ストームが解消された。
たとえば、中規模コンピューティング環境向けとして位置づけている「Oracle ZFS Storage ZS3-2」では、16,000以上のVMを7分以内に同時起動するという。
また、「Oracle ZFS Storage OS 8.2」のクラウド機能の拡張により、「OpenStack Cinder」対応のドライバーが追加され、REST対応APIも提供されるという。
「Oracle ZFS Storage OS 8.2」を搭載した「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズは、仮想サーバー環境や、企業のデータセンターのクラウド化、クラウド事業者のストレージ・サービスの構築に適しており、高性能・高コスト効率な共有ストレージ基盤を提供するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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