明治フレッシュネットワークは、自社構築(オンプレミス)による各業務システムを、段階的に「NEC Cloud IaaS」に移行する。第1弾として、10月から販売データ分析システムを移行し利用を開始している。
今回のシステム移行により、自社構築型システムと比較して、導入・運用コストを約2割削減するとともに、事業変化に応じた柔軟なシステム拡張を実現するとしている。
今回発表されたシステムの特徴は次のとおり。
1. 各業務システムの基盤を「NEC Cloud IaaS (HA)」に統合
既存システム機能を支える性能と可用性を保ちながら、システム機能の統合などによりサーバの集約・共有化を進め、移行費用の削減やサーバ台数の半減を実現。これらにより、自社構築型と比較して導入・運用コストを約2割削減。
2. ビッグデータ分析ツールとして、NECの「InfoFrame Dr.Sum EA」を提供
NECのデータ活用/情報分析ソフトウェア「InfoFrame Dr.Sum EA」を採用し分析ツールを統合。これにより、例えば全国単位の販売データの分析を、従来と比較して10分の1以下の時間で実現するなど、数億件規模の大量の販売データを、商品・地域・販売先別などさまざまな観点で高速に分析可能。
3. NECのトータルサポート力により、短期間でシステムを移行
クラウド基盤サービスの提供、ビッグデータ分析ツールの提供、システム移行に伴うアプリケーションの改修などをワンストップでトータルサポート。また、販売データ分析、WMS、基幹の各業務システムの移行を並行して推進することで、約1年半という短期間での移行を計画。