2026年7月23日、アイティフォーは、アイティフォー・グロースキャピタルを設立すると発表した。
ソーシング・ブラザーズ株式会社 代表取締役 渡邊祥太郎氏
アイティフォーは、千代田情報機器として1972年に創業されたシステムインテグレーター。金融機関や自治体、流通・小売りなどを中心にシステムサービスを提供している企業である。昨年4月に「HIGH FIVE 2033」という中期経営計画を策定しているとして、同社 代表取締役会長の佐藤恒徳氏は、「地域還流型ビジネスとして、ITサービスを通じてユーザーに余剰時間を生み出していきたい。2033年には新規事業で売上高240億円を掲げている」と話す。
アイティフォーでは、これまでの自前主義から脱することで売上高を伸ばしており、新規事業によって弾みをつけたい形だ。今回、SBIホールディングスから出資を受けているソーシング・ブラザーズと協業し、アイティフォー・グロースキャピタルを設立する。渡邊祥太郎氏は、「事業成長のために変化が求められている中、われわれは外部の経営リソースを活用する『インオーガニックグロース』の手法を用いて支援している」と説明。2024年10月からCVCプロジェクトとして、インオーガニックグロースを用いた取り組みを両社は推進してきた。昨年6月にM&Aプロジェクトを立ち上げると、これらの取り組みを拡充するためにアイティフォー・グロースキャピタル設立に至ったとする。
「150社ほどにヒアリングする中で、日本を元気にしなければいけないという思いを抱いた。その中でソーシング・ブラザーズは若い会社だが背中を押してくれた。アイティフォー・グロースキャピタルにおいて売上高240億円を目指すが、その大部分はM&Aによるものと考えている。CVC投資先企業との事業シナジーを最優先に考えており、既に売上につながる事業も創出できている」(佐藤氏)
これまで、ソーシング・ブラザーズが企業紹介などをするような関係性だったが、7年後に240億円を達成するためにも「インオーガニックグロース・プラットフォーム」の確立を目指すという。将来的には、アイティフォーに同様の機能をもたせたいとする。また、地方銀行とのつながりをもつアイティフォーの強みを活かしながら、プラットフォーマーとして地方創生につながる連携の核となっていくとした。
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岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)
1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。
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