「SAS Data Management」は、データの質と使い勝手を改善し、顧客のデータ管理への要望に幅広く応えるデータ管理ソフトウェア。企業や組織におけるビッグデータの活用を促進し、日常的な意思決定の迅速化、新たな成長機会の特定、プロセス改善の推進、競争力の強化、顧客満足向上のための新しい方法の実装を支援するという。
SASでは、顧客の業務データを分析し、データ品質改善活動の計画を策定するための「SAS Data Quality アセスメントサービス」を提供しており、このサービスによって、「SAS Data Management」を導入する前に、プロファイリングを行う定量的分析とマッチングを行う類似性解析プロセスにより、データ品質の問題を特定して、データ品質改善のための現状分析、課題定義が実施される。
「SAS Data Management」の主のな特徴は次のとおり。
・単一の開発環境:ドラッグ&ドロップ機能、ソースシステムへのアクセス、カスタマイズ可能なメタデータ・ツリー機能を兼ね備えた直感的なロールベースのインターフェースによりデータ管理プロセスを総合的にカバー。
・統合プロセス・デザイナー:直感的なエンド・ツー・エンドのデザイナーツールによるデータ管理プロセスを実現。
・優れた接続性とデータアクセス:数多くのデータソースとプラットフォームへのリアルタイム接続とバッチ処理を実現。
・ETL(データの抽出、変換・加工、ロード)とELT(データの抽出、ロード、変換・加工)をサポート:ELT機能を提供する先進のSQL変換ツールにより、高い柔軟性を提供。
・移行と同期:データベース構造、エンタープライズ・アプリケーション、メインフレームのレガシー・ファイル、テキスト、XML、メッセージ・キュー、その他のリソース間のデータの移行と同期が可能。
・メッセージ・キュー:メッセージベースの接続による非同期のビジネス・プロセスを統合。
・管理・モニタリング機能の強化:ジョブ・ステータス・レポート、パフォーマンス・レポート、トレンド情報によるメトリクスをトラッキング。
・データガバナンスの強化: データ管理の情報であるメタデータを、企業全体で管理可能。ビジネス・メタデータ(ビジネス用語、ルール、ワークフローなど)とシステム・メタデータ(データ定義、データ作成ジョブ、セキュリティなど)を統合し、関係性を管理。