CTCは、大規模システムや仮想化・統合化環境などの構築の実績に基づき、2008年に企業向けのIaaS型クラウドサービス「TechnoCUVIC」を開始し、クラウドサービスを注力分野の1つとして、バックアップ、DR(Disaster Recovery)などの機能を拡充してきた。
CTCは、基幹系システムやミッションクリティカルなシステムに最適化したクラウドサービスを拡充する目的で、米Virtustream社と、クラウドサービスの開発検討に伴う業務提携をしたという。
Virtustream社は、世界の企業や政府機関に対して基幹系システム向けのクラウドサービスを提供しており、独自のパフォーマンス計測技術とリソース管理技術により、ミッションクリティカルなアプリケーションを、料金を抑えて安定的にクラウド上で運用している。
特に、独SAP社のERPアプリケーションとの親和性に優れ、従来、選択肢がオンプレミスのみであったシステムに対して、代替となるクラウドサービスを提供している。
今後、CTCの国内データセンターサービスとクラウドサービスの提供実績とVirtustream社の独自ノウハウを活かし、両社が共同で、高度なセキュリティと可用性を持ち、パフォーマンスを保証しつつ、従来と比べて3割程度のコスト削減が実現できるクラウドサービスを、2015年度内の提供をめざして検討していくとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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