「PingFederate」は、Active Directoryなどで構築された社内の認証基盤と連携し、SAML(Security Assertion Markup Language)などのフェデレーション技術を用いることで、パスワードを外部に送信することなくクラウド環境にログオンすることができる。
また、既存のアカウント情報を利用してシングルサインオンを実現するため、安全にクラウドアプリケーションの利用が可能となるという。
ユニアデックスでは、「PingFederate」を2014年10月から進めている、ハイブリッドクラウド、マルチクラウド環境をシームレスにつないで管理する、「クラウドフェデレーション」のコンセプトを実現するために必要な認証基盤を構成する製品の1つと位置づけているという。
「PingFederate」の特徴と効果は、次のとおり。
1. 世界中のクラウドサービスと連携可能:数百種類のクラウドサービスにシングルサインオン可能。とくに、Office 365は、Webブラウザーとクライアントソフトウエアの両方に対応しており、「PingFederate」はマイクロソフト社がサードパーティIDプロバイダーとして正式に認定。
2. 既存の認証システムをそのまま利用:高いコストと手間をかけてID体系を統合/変更するのではなく、既存資産を生かしてシングルサインオンを実現。また、Google Appsや各種SNSとのID連携も可能。
3. 全ての認証連携の業界標準に対応:認証連携の業界標準であるSAML2.0など、さまざまな認証連携プロトコルに加えて、今後普及が期待されている新しいプロトコルにもいち早く基本機能で対応。
4. 社内の既存Webアプリケーションも簡単な改修で接続可能:各種Webアプリケーション/言語に合わせた開発用キットを用意しているため、アプリケーション側の改修を簡易に行うことができ、容易に連携可能。
5. 異なるドメイン環境でも共通の認証基盤を構築:利用者が所属するドメインで、グループ会社、海外現地法人や協業パートナーなど、異なる拠点/ドメインに導入されているWebアプリケーションに対して、シングルサインオンを実現。