「HP ProLiant DL580 Gen9」は、大量のデータを扱うワークロードのニーズに合わせて構築されており、非構造化データ分析およびリアルタイム分析などの一連の新しい技術やアプリケーション、およびトランザクションデータベース専用に設計されているという。
「HP ProLiant DL580 Gen9」は、最新のインテル Xeon プロセッサーE7-4800/8800 v3製品ファミリーを搭載し、最大45MBのL3キャッシュ、4ソケットで最大72コア144スレッドというスケーラビリティを実現している。
高性能なDDR4メモリとの相乗効果により、業界標準のサーバーベンチマークであるTPC-Hでは、Gen8世代の1.5倍の性能値を達成し、最高の処理能力と拡張性を提供するという。
また、次世代のフラッシュデバイスの規格であるNVMeに対応した高速なワークロードアクセラレータをサポートしており、CRM系アプリケーションへのデータ読み出しなどで高い性能向上を実現している。
さらに、RAS機能においても1クラス上のレベルを実現。SAP HANAインメモリプラットフォームやMicrosoft SQL Serverをはじめとする構造化データベースなど、大量のリソースとデータに依存するワークロードに対して、MCAリカバリー、DDDC(Double Device Data Correction)など優れたRAS機能を提供する。
このサーバーは、耐障害性の機能を備えるだけでなく、統合・仮想化とスケールアップモデルの組み合わせによる画期的なコスト効率により、総所有コストを低減できる。
このサーバーは将来「HP ConvergedSystem 500 for SAP HANA」にも使用され、現在、ビッグデータ解析やOLTP等の用途で広く利用されているインメモリデータベースのプラットフォームに、さらに大量の情報を迅速に処理、管理するために必要な、より大きな処理能力、メモリ容量、およびI/O機能を提供するとしている。
■「HP ProLiant DL580 Gen9」の主なスペック
- 最大18コアのインテル Xeon E7-4800/8800 v3プロセッサーを最大4基搭載
- 96個のメモリDIMMスロットに最大6TBのDDR4メモリを搭載(7月発売予定)
- 9個のPCI拡張スロットを装備。HP FlexibleLOM、1GbE、10GbE、InfiniBandの選択により柔軟なネットワークの構成が可能
- ストレージは12Gb/s SASに対応
- ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)環境基準A4に適合、最大45度の環境を保証