新製品は、業務用端末として注目が高まっている「Chromebook」とそれらを効率的に管理するための「CMC」、仮想デスクトップ環境構築、運用サービスをワンストップで提供する仮想デスクトップソリューション。
「Chromebook」は、Googleが開発した「Chrome OS」を搭載した新しいタイプのPCで、ネットワーク接続によるWebアプリケーションの利用やクラウドストレージへのデータ保存を前提としているため、高い処理性能や大容量のデータ記憶装置などを必要としないことから比較的安価に導入が可能だという。
また、OSのアップデートやマルウェア対策などのセキュリティ対策機能も標準機能としてサポートされているため、端末個別のセキュリティ対策は不要だ。
「CMC」は、Chromebook端末に対する運用管理機能をクラウドで提供するもので、日立システムズは「CMC」を利用し、端末環境と仮想デスクトップ環境を含めた運用支援サービスをあわせて提供する。
運用支援サービスでは、24時間365日体制のネットワークオペレーションセンター(NOC)から、仮想デスクトップ環境のインフラ(サーバーやアプリケーション)の稼働監視を行うという。
また、Chromebook端末に対するユーザーの追加・削除、ユーザーごとのアプリケーション利用設定に加え、端末の紛失時にはデータをリモートで削除するなど、仮想デスクトップのインフラ・端末の一元的な運用管理を提供する。
このソリューションの導入により、セキュアで使いやすい仮想デスクトップ環境を、リーズナブルなコストで導入することができる。さらに、「CMC」で一元管理することにより、端末を含めた仮想デスクトップ環境に対する運用体制を持つことなく24時間365日体制の柔軟な運用管理を行うことができるとしている。