「FFR yarai」は、従来のセキュリティ対策で用いられているシグネチャやパターンファイルなどに依存せず、標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を複数のプログレッシブ・ヒューリスティック技術により、さまざまな角度から分析し、未知の脅威に対して高い精度で攻撃を検知・防御するという。
最新版は、FFRIが4月にリリースした個人PC向けセキュリティソフト「FFRIプロアクティブ セキュリティ」と同等のエンジンを搭載し、未知マルウェア対策を強化したもので、ネットバンキングの不正送金を行うMITB(Man in the Browser)マルウェアに特有の特徴を検知するロジックを追加している。
「FFR yarai」シリーズVersion 2.6の主な新機能は次のとおり。
■FFR yarai Version 2.6/FFR yarai英語版 Version.2.6
- HIPSエンジンにMITBマルウェア検知ロジックを追加
- Static分析エンジンにVBマルウェア※検知ロジックを追加
- 機械学習エンジンの検知精度を向上
- インストーラの改善
- インストール時のOS再起動が不要に
- クライアント管理の強化
- ポリシー内容およびアップデート命令配信の安定化
※ プログラミング言語「Visual Basic」を使って作成されたマルウェア。
■FFR yarai 脆弱性攻撃防御機能 Version 2.6
- インストーラの改善:インストール時のOS再起動が不要に
- クライアント管理の強化:ポリシー内容およびアップデート命令配信の安定化
■FFR Enterprise Management Console Version 2.6
- クライアント管理の強化:ポリシー内容およびアップデート命令配信の安定化/WebUIにクライアントインストール状態を表示
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア