発表されたクラウドサービスは、顧客・案件管理システム、予実管理システム、品質管理システムの3システムで、いずれも日立システムズの「FutureStage 製造業向け生産・販売管理システム」と連携して利用・管理できる。
入力インタフェースを「kintone」にすることにより、管理項目の追加・変更を柔軟に行うことができ、ビジネスの変化に即応可能だという。
このシステムを利用することにより、データの正確性向上、入力作業の軽減、データの集計や検索の迅速化など、業務効率向上を図ることができるとしている。
また、「kintone」を活用したクラウドサービスであるため、類似の一般的なシステムと比べて、より短期間・低コストで導入することが可能だという。
さらに、「FutureStage」のクラウド型ソリューションと併せて利用することで、包括的な事業計画や営業戦略の立案、生産プロセスの課題抽出や最適化が可能となるほか、関連するシステムをすべてクラウドサービスに集約することにより、コスト低減や業務負荷軽減、業務効率向上を図ることができる。
発表されたクラウドサービスの概要は次のとおり。
・「FutureStage製造向け顧客・案件管理システム on kintone」:FutureStageの顧客マスタとの連携により、営業の受注活動の状況を見える化でき、包括的な販売管理、販売戦略の立案が可能。
・「FutureStage製造向け予実管理システムon kintone」:予算として営業が入力する製品の受注状況をリアルタイムに把握し、生産部門と共有することが可能。「FutureStageの販売実積・生産実績データ」と連携し、予実の傾向把握・精度向上を実現。
・「FutureStage製造向け品質管理システム on kintone」:品質検査手続きをワークフロー化し、検査結果承認などを電子化。検査結果はデータベース化され、kintoneの検索機能で簡単に必要データを取り出すことが可能。