新製品は、大容量メモリと最新の高性能プロセッサーを搭載し、非構造化データのリアルタイムの分析や、トランザクションデータベースに最適に設計されているという。
インメモリや構造化データベースなど、大量のデータを扱うスケールアップワークロードに求められる高度な処理能力、可用性、信頼性に加えて耐障害性という要件に対し「HP ProLiant DL560 Gen9」「HP ProLiant DL580 Gen9」「HP ProLiant BL660c Gen9 」および「HP Integrity Superdome X」サーバーで構成されるポートフォリオによって応えるとしている。
また「HP Integrity Superdome X」は、Microsoft Windowsの認定を受けており、最高水準のトランザクションスループットと高速なレスポンスを必要とする、SQL Server 2014の展開に適しているという。
「HP Integrity Superdome X」は、大規模なメモリと、ソフトパーティショニングと比較して20倍の信頼性を持つハードパーティショニングなどの高可用性を備え、極めて厳しいサービスレベルアグリーメント(SLA)のため最高水準の柔軟性を必要とするSAP HANAのインメモリ・コンピューティングアプリケーションにも最適だという。 新製品の主な特徴は次のとおり。
・「HP ProLiant DL560 Gen9」
最大1.5TBのメモリで、小規模高速データ解析インメモリ環境向けの2Uサイズラックマウント型サーバー。データセンター内の設置面積や価格性能比が最も重要となる、複数のワークロードに対応。
デザインをメザニン構造にしたことで、24台のストレージデバイスを搭載可能。さらに、システム全体の性能向上を実現するために新世代のフラッシュストレージであるNVMeデバイスにも対応。
バランスの取れた処理能力と拡張性を2Uシャーシ内で実現し、仮想化、サーバー統合、ビジネスプロセシング、および多量のデータを扱う一般的な4Pアプリケーションに最適。
・「HP ProLiant BL660c Gen9」
データセンター内での設置面積を削減しながらビジネスの速度を高める4ソケットのブレード型サーバー。メモリ容量やストレージ搭載能力が従来の2倍になるなど、Compute能力の向上、柔軟な構成、および「HP OneView」を通じた管理性により、データベース、仮想化、サーバー統合、モデリングおよびシミュレーション、パブリッククラウドなど負荷の高いワークロードを支える。